しがない物書きのメモ(2021/02版)

・久しぶりに少し長めの文章(約23000字)を書いたので(詳細はまた今度告知できると……いいな……)、いくつか発見(というか当たり前なことの再確認)と課題が見つかったので、メモがてらまとめておく。

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▼発見

□やる気があるうちにやる
*けっこう物事の真理だと思う。特に物書きなど、少し時間をかけないと成果物が見えにくいものは、やる気がある早いタイミングでやらないと、どんどんやる気がなくなる。初期衝動を大事にしよう。

□5分だけやる
*5分だけでもやろう、と思って作業を始めると少なくとも30分くらいはできる。最初から30分やろう、と思うと気が重すぎる。ほんの少しだけやるか~、という軽いノリでやっていくのが良い。

□型やパターンを意識する
*最も単純なパターンとして、メモ段階で、抽象的な主張には具体例を、抜き出した具体例には抽象的な言葉を、それぞれ付けておく。また、パラグラフ・ライティング等、定型があることで文章が進むこともある。

□内容を削る
*当然、すべての要素を入れたくなるが、変にこだわった部分が文章全体を壊していることも多い。今回は、要らないっぽいところの文字色を薄い水色にして、何日か経ってから消した。削ったものをとっておく場所を作っても良いが、意外なほど再利用されない。

□具体例を優先する
*やりたいことリスト(書きたいことや雑なアイデアの箇条書き)と、具体例(資料)の往復を意識する。変更するのはやりたいことリストの方で、具体例を優先する。観念を優先すると、逆に文章が壊れる(明晰さを欠く)。

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▼課題

・モチベーションの維持ができなかった
*これは最初の「やる気があるうちにやる」と同様の視点。時と共に減衰していくやる気を、どういったきっかけで補充できるのかを研究すべき。定期的なフィードバックがある環境をつくる、など。

・内容まとめや要約の量や質の改善
*里程標のように、ちょこちょこ内容の要約が書いてある方が読みやすく親切だとは思うのだが、まとめの方法などで迷うことが多い。論理が複雑になりすぎている(あるいは飛躍がある)サインと考えるべきか。また、どこからどこまでまとめて要約するか、も意外と難しい。

・論理の明晰さがガクッと落ちるポイントがある
*けっこう核心部に近付けば近づくほど論理が複雑になるパターンが多く、自分でもなに言ってるのかわからなくなることがある。論理構成に関するチェックシートなどを作成して、校閲のように点検する方が良いかもしれない。